読みたいことを、書けばいい。

レビュー

今回だけはすべてのしがらみを忘れて、
おもったことをそのまま書いてしまえ!って
勢いで書き始めてます

あとから読んだら
絶対に黒歴史になってるかもだけど、
それでもええねん!

こんなのを世に生み出して、
自分のブログに乗せてええんか?
って思うけど、

やってみたいからやんねん!

やってもないし
試してもないし、
チャレンジすらしてないのに、

あーだ、こーだと考えても仕方ない

まずやってみて、あかんかったら笑う!
思いっきり笑う!
盛大に笑う!

アカンかったわーーー!!って

ダジャレを言ったときに、
笑ってもらうことを期待するんじゃなくて、
あえて滑ることを期待する

期待通りに滑ったら
「アカン、すべってもうた!」
って言うと逆に笑いが起きる

くだらなくて、
しょーもなくても
笑ってもらったらええねん!

こうやって書いてみたいな~
って思ったキッカケがありまして、
これ読んでしまいました


紹介

本の中身の98%は無駄な文章であふれてるんやけど、
その無駄な部分に表現するってカッコイイ!って
憧れてしまった変人なわたしです

ブログとはこうあるべき
ライターとはこう書くべき
レビューは順番をまもって書く

とかいろいろあるんやけど、
今回だけはぜんぶ気にせずに
好きなように書いてみたいって気持ちが抑えられずに
もうめちゃくちゃに書いてます

過去に数百冊の本を読んだけど、
ここまでぶっとんで正直に?
書いてる本に出会ったことがなかったんよ

例えば、冒頭にこんなことが書いてました

三十年以上も前の話だ。
ある雑誌で「あなたの適性診断YES・NOチャート」というものがあった。

まだ中学生だったわたしは、
「自分はどんな仕事に向いているのかな?」というピュアな気持ちで、
職業適性を診断したくなった。

さっそく初めてみた。

【第一問:あなたはゴリラか? YES・NO】

…何を考えているのだろうか。
ここでとりあえず【YES】を選んで矢印を辿ったわたしは、
衝撃的な文言を目にすることになった。

【あなたはゴリラだ。まず人間になることを考えよう】

(中略)

ひとつ言えることは、
これを書いた人は「書きたくて書いた」ということである。
だれかの命令ではない。他人の要望に応えるためのものではない。
どう考えてもこの人は「自分が読みたかった」からこれを書いたのである。
書いた自分が楽しかったのである。

かなりしょうもないが、三十数年を経て、
わたしが生まれて初めての本を書こうというときに、
最初にもってくるぐらい、忘れられないのだ。

いま、50歳になったわたしは、これを書いた人に会いたい。
そしてハリセンで頭をはたきたい。

出典:読みたいことを、書けばいい。

冒頭に記載されていて
どうしても紹介したかったので
記載させていただいたのですが、

最後のハリセンという文字を見た瞬間、

「スパーーーーーーーーーーンッッッッ!!!」

って気持ちのいい音が鳴ったんです

誰か頭を叩いた?
って勘違いしてしまうほどに

影響されてしまった。
というより毒されてしまった。
が正しいかもしれない

通勤電車の中で読んでたんだけど、
思わず笑ってしまった

隣にいた美女なおねえさん
すみません、ハリセンで叩かれたんです

自分が読んで楽しいと思うような文章を書きたいと思ったから、
まずは心のままに文章を書いています

感想

本書を読んだ感想として、
書くためのテクニックで学べることはほとんどありませんでした

だけど、
心に響くことがたくさんありました!

学ぶことがほとんどなかったけど、
ちょっとだけ学べたのでご紹介しますね

「事象と心象が交わるところに生まれる文章」

事象とはすなわち、見聞きしたことや、知ったことだ。
世の中のあらゆるモノ、コト、ヒトは「事象」である。
それに触れて心が動き、書きたくなる気持ちが生まれる、
それが「心象」である。

その2つがそろってはじめて「随筆」が書かれる。
人間は、事象を見聞きして、それに対して思ったこと考えたことを書きたいし、
また読みたいのである。

わかってるようで、わかってなかった

事象中心に書くことは多いですが、
心象をほとんど書くことがなかったと思ったので、
もっと心象部分を書いてみようとしたらこうなりました

つまらない人間とは「自分の内側を語る人」

朝、職場で会うといきなり「寒い寒い。今日は穴の空いてる靴下を履いてるから寒い。
でも靴下を買うお金がないんだよな今月」などと言ってくる、そういう人がいるだろう。
知らんがな、としか言いようがない。

(中略)

また、ランチなんか一緒に行くと、
急に不機嫌そうに「あたしブロッコリーすっごく嫌い」と告白を始める者もいる。
食べなきゃいいではないか。だれも口をこじ開けてブロッコリーを入れたりはしない。

これらの人間に共通する特徴を、できるだけ遠回しにソフトに表現すると、
「つまらない人間」ということになる。

「つまらない人間」とは何か。
それは自分の内面を語る人である。

むかし、異業種交流会という男女が人数合わせて、
食事やお酒を楽しむ会に参加したときの話ですが、

男性側は主催、主催の会社の同期3人と友人であるわたしの合計5人でした。

男性は当然ながら、
参加してくださった女性の方々に楽しんでもらおうと思って、
一所懸命話をするのですが身内ネタばかり。

わたしを除く4人は会社つながりなので、
共通の仕事関係の話題で
「上司の〇〇が~」「同期の〇〇が~」って
身内ネタで盛り上がっています

お酒がまわっているからか、
次は「むかしはこうだったんだ~」みたいな
自慢話にまで展開して、マジでつまんない

盛り上がれば、盛り上がるほど、
わたしと女性陣がどんどん盛り下がる

それよりも自分の話は1割、相手が9割で
女性の方に話題を提供して、楽しく会話できる場を作れる人の方が、
気配りできてカッコいいです

ちなみに、合コンで盛り上がる話題のチョイスとして、
子供の頃に好きだったものの話をすると意外と盛り上がります

  • 好きなジブリ作品
  • 一番好きだったお菓子
  • 一番最初に買った音楽
  • 子供の頃に好きだったアニメや漫画

「起承転結」でいい

起:実際の経験だという前書き
承:具体的に何があったか
転:その意味はなにか。テーゼ化
結:感想と提言。ちょっとだけ

自分でブログを書きながら、起承転結がわかってないなと反省

感じたことを
感じたままに
手が動いたままを
書き連ねているだけだから

筆者は一見グダグダで
無駄な文章が多いと思わせておきながら、
しっかりと理論立てて書いているんだと
経験値の差でバシッと伝わりました

最後に

わたしが何度も見返す映像に、映画評論家・荻昌弘の『ロッキー』の解説がある。
1983年、「月曜ロードショー」で『ロッキー』がテレビ放送されたときのものだ。

(中略)

荻昌弘は評論家としてしっかり調べた上で、この映画にかかわったすべての人間が、挑戦し、
栄光をつかんだ過程を語る。
荻昌さんは言う。

「これは、人生、するか、しないかというその分かれ道で
 ”する”というほうを選んだ、勇気ある人々の物語です」

出典:読みたいことを、書けばいい。

筆者の読みたいことを、書けばいい。が
実践できているかわかりませんが、
わたしは読みたいことを、書くという行動を”する”
勇気ある人になりたくなりました

行動してから考える

失敗したら後悔せずに反省だけする

有名でもないわたしが失敗したときのこと考えるより、
うまくいったらどうしよう!とニヤニヤしながら、
ブログを書いてる方がめちゃくちゃ楽しい

本書はブロガーにオススメの一冊でした
どうにもマンネリ化していると感じていたり、
手が動かないと思っていたり、
どうにも気分がのらない
と感じている方にオススメです

最後になりますが、表現ってもっと自由でいいんだなって学びになりました