福岡は花粉から逃げられるのか?移住者にとって大事な花粉事情

移住準備

花粉症に悩まされていて、花粉のない地域に移住を検討されている方もいると思います

私もここ数年で花粉症らしき症状がでているので、できれば花粉の少ない地域に移住したいと考えています

そこで、福岡の花粉事情が気になったので調べてみました

結論:東京・神奈川に比べると少ないレベルですが、花粉から逃げられません

花粉から逃げるには、北海道、香川、大阪、広島に行きましょう!

花粉情報

環境省が発表している2024年花粉飛散量の測定結果から福岡県の花粉情報をお伝えします

環境省はNPO法人花粉情報協会が日本の24ヶ所で測定した情報を花粉情報サイトに掲載してくれています

NPO法人花粉情報協会サイトには過去の花粉情報や花粉予測システムなどの情報も掲載されております

花粉飛散数の測定

2024年2月1日~5月31日の5ヶ月間でダーラム法によるスギヒノキ花粉飛散数を測定し、結果をまとめてくれています

ダーラム法とは

日本気象協会では花粉を「ダーラム法」という方法で観測しています。
これはワセリンを塗ったスライドガラスを屋外に1日置き、付着した花粉の個数を顕微鏡を使って数える方法です。実際に人間の目で「スギの花粉」「ヒノキの花粉」「その他の植物の花粉」「ゴミや塵」を区別して記録しているので、花粉をカウントする担当者は大変ですが…精度がとても高い観測方法なんです。
花粉の個数は、1平方センチメートルあたりの個数を記録します。

出典:日本気象協会

各地域における花粉の観測結果

・スギ・ヒノキ花粉

花粉情報サイトに掲載されているスギ・ヒノキ花粉を計測した合計値を表にしました

福岡は観測した中では多くも少なくもない地域で、花粉症から逃げることはできそうにありませんでした

花粉の少ない地域を選ぶなら、北海道、香川、大阪、広島がオススメです

上記の表から計測地域を花粉の個数で色分けしました
・4,000以上:黄色
・1,000~4,000以下:緑色
・1,000以下:水色
 ※無色は計測を実施していない地域です

近畿、中国・四国、九州は花粉が少なく、中部、関東、東北は花粉が多いようです

移住を計画している福岡も緑色になっています

・スギ花粉

スギ花粉のみ計測した場合の表です

・ヒノキ花粉

ヒノキ花粉のみを計測した表です

花粉について

花粉について調べてみると、花粉は湿度が高いと湿気を吸って飛散しにくくなる特性をもっています

花粉症の症状を押さえたいのであれば、花粉の飛散量が多い”要注意日”を意識しなければなりません。
まず注意すべきは、気温の高い日です。気温が上がってくると、植物は花粉の飛散量を増やします。特に、雨が降った日の翌日に天気が回復すると、南風が吹くことが多く、気温も上昇しやすいので注意しましょう。
湿度が低い日も要注意。空気が乾燥していると、花粉が湿気を吸うことがなく、森林から遠く離れた都市部まで大量の花粉が飛散してきます。
一方、湿度が高いと花粉が湿気を吸って、遠くまで飛んでいく前に地面に落ちやすくなります。さらに、風が強い日は、通常よりも花粉が風に乗って飛ばされやすくなります。

出典:大正製薬

福岡市の花粉について

福岡市は海に面しているため、海陸風により昼は海から陸へ吹く海風が吹き、夜は陸から海へ吹く陸風が吹きます

沿岸部であれば、花粉が湿気を吸って飛散しにくくなり、日中は海風の影響で過ごしやすく、夜は街中でも花粉が飛散しているので影響を受けやすくなりそうです

かいりくふう【海陸風】
海岸地方でふく,日中と夜間で向きが逆になる風。日中は,日射によって陸のほうが海よりも温度が高くなる。このため,地面付近の空気の温度は海面付近の空気の温度よりも高くなり,地面付近の空気は膨張しておし上げられる。その結果,上空の空気は陸から海に向かって流れ,海面上の気圧が上がり,陸上の気圧が下がるので,海から陸に向かって風がふく。これを海風という。夜間には,陸のほうが海より温度がひくくなり,陸上の気圧が高く,海面上の気圧がひくくなるので,陸から海に向かって風がふく。これを陸風といい,両者を合わせて海陸風という。

出典:キッズネット

花粉症対策のオススメアイテム

花粉症にはじゃばら果汁のドリンクがオススメです

じゃばらには花粉症などのアレルギー反応を抑える成分「ナリルチン」を豊富に含まれており、
アレルギー反応が起こる抗体の働きを抑える作用があるそうです

最近ではコンビニでもじゃばら飴を見かけるようになり龍角散の隣に並んでいます

和歌山県北山村の特産品である、じゃばら果汁の口コミには花粉症の方々が愛用しているコメントを多く見かけます

出典:楽天市場

私の花粉症?は軽度で、通勤時に外出すると会社で数時間くしゃみが止まらなくなる程度です

妻から花粉症対策としてオススメしてもらったので、じゃばら果汁を飲み始めてみると、朝に10mlを飲むだけで花粉が気にならなくなりました

まとめ

福岡は花粉の影響を受けない地域ではないため、花粉対策のための移住には適していません

ただ、福岡市や北九州市の沿岸部であれば、海陸風により日中は過ごしやすくなりそうです

山間部は花粉の影響を受ける可能性が高いので、山奥のロッジでひっそりと住みたいと考えていらっしゃれば再検討してみる必要がありそうです